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![]() 第5回 羽根功二先生と鈴木節子さんのこと
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三重県合唱祭が終わって、もう2週間が経過してしまいました。 大会が終わったらこの原稿をすぐに書こうと思っていましたのに、 公務の方が立て込んでいましたのでついつい遅くなってしまいました。 合唱祭の折に、何人もの方から「理事長の小部屋」読んでるよ、 と嬉しいお声をかけて頂きましたのに申し訳なく思っております。 ちょうどひと月振りの記事になりますが、どうかお読みください。 さて、今日は合唱祭の折に表彰させていただいた 前理事長の羽根功二先生、 そして前副理事長の鈴木節子さんにつきまして、 三重県合唱連盟がお二人から受けた大変な『ご恩』を 多少なりとも紹介させていただき、 お二人にあらためて感謝の意を表せたらと思い、 今回のテーマにさせていただきました。 レディーファーストで、まずは鈴木節子さんから・・・・。 三重県合唱連盟の大会運営が全国的に見てもとても評判が良いことは、 前回にも書かせていただきました。 その嬉しい評判の、きっと半分以上を作っていただいたのが 「三重県おかあさんコーラス連盟」の皆様による 完璧なまでの接遇体制にある、というのが私の率直な感想です。 そしてその頂点に"君臨"していらした方が、 誰あろうこの鈴木さんなのですね。 そう書くと、何だかとっても怖そうな方みたいですが、 そう、とってもおっかない(!)お姉さまで、 誰もが鈴木さんの前では@*+×#$・・・でした(笑)。 こんな風に失礼な書き方をさせていただいたのですが、 もちろん尊敬を込めてそう言っているのは当然のことです。 と言いますのも、鈴木さんのそのカリスマ性たるや大変なもので、 彼女の号令一下、瞬く間に寸分の狂いもなくそのことが実現されてしまうのです。 私なぞ、全く出る幕がなく、 いつも"大船に乗ったつもりで"お任せできたことが、 大会を計画・運営するのにどんなにありがたかったか分かりません。 あの『第56回全日本合唱コンクール全国大会』での 「伊勢うどん」をはじめとする三重県物産展の大テント村、 『第18回コーラスワークショップinみえ』での贅を尽くした交流パーティーのお料理 そして数々のおもてなし。 支部大会、県大会のことまで書き出したらきりがありません。 全国各地から来られた数多くの皆様が 口コミその他で三重の評判を高めてくださったのも、 こんなことがあったからなのです。 それを見事に統率されていたのが鈴木さんでした。 特筆されるのは、一見強引とも思えるそんな鈴木さんのことを、 誰もが大好きなことでした。 それは、その結果が必ず大成功に結びつくこと、 そして鈴木さんが持つ"桁外れの善意"から出発した言動であることを 誰もが知っているからでした。 もちろん接遇関係のことばかりではなく、 あらゆる面で私たちをご指導くださったことは言うまでもありません。 感謝の思いが尽きません。長い間、本当にありがとうございました。 さて、羽根先生、まずは18年もの長い間、本当にご苦労様でした。 考えてみれば、18年前は、 今歌っている高校生たちはまだ生まれていなかった・・・のですね。 羽根先生の何が凄いのか、を私なりに述べたいと思います。 まずは視野の広さでしょうか。常に鳥瞰的に物事を捉えられる。 私が一番見習いたいところです。 未来を見通す眼力も相当なものだと思います。 二つ目にご紹介したいのは、羽根先生の謙虚さです。 本当に謙虚です。 いわゆる"偉そうに"している先生を私は一度も見たことがありません。 どんなに立派な賞を取られても、周りがどれだけ先生を持ち上げようとも、 私が三十数年前に出会った頃の羽根さんと少しも変わられていません。 真剣な内容であれば、相手がどんなに若かろうが、真剣に対峙されますし、 それが公の席であろうが私的なものであろうがその態度は変わられません。 これは実に凄いことだと思います。 しかし、決して妥協はされません。このことが3つめの凄さです。 信念を持って事にあたられ、納得のいかないことには断固として 反対、拒否されます。それは音楽については更に厳しいと思います。 まだまだ挙げればきりがありませんので、 私が特に尊敬しているこの3点を書かせていただきました。 皆さまに知っていただきたいのは、このスタンスで18年間、 三重県合唱連盟理事長として私たちをリードしてくださったことです。 だからこそ、今の三重県合唱連盟があることを、どうか皆さま、忘れないで下さい。 ご功績に関しては今さらいうまでもないことなのですが、 合唱団「うたおに」を創設され、 うたおにの指揮者として全国コンクール他で全国にその名を馳せられたほか、 県理事長在任中に『第56回全日本合唱コンクール全国大会』、 『第18回コーラスワークショップinみえ』といった 2つの全国大会の招致と大会を大成功に導かれたことは 特筆されるできごとであったと思います。 また、平成18年から今年の3月までの4年間、 全日本合唱連盟中部支部長として中部支部の発展にも尽くされたことは 記憶に新しいところです。 現在は指揮者、講師、コンクール審査員などで 全国各地から引っ張りだこの先生です。 また、全日本合唱連盟常務理事として、 特にコンクールの改革に取り組んでいらっしゃいます。 羽根先生、鈴木さん、どうかお体には十分注意され、ますますご活躍下さい。 三重県合唱連盟はまだまだお二人を必要としております。 どうか私たちを叱咤激励していただきますよう心からお願い申し上げ、 拙文を閉じたいと思います。 |
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