理事長の小部屋

第11回

三重県合唱連盟理事長 小林 正美


 4月はじめに読んでいただいたまま、すっかりご無沙汰してしまいました。

 申し訳ありません。

 今回は皆さまに知っていただきたいことやら、

お願いやら、いろいろなことを一挙に書かせていただこうと思います。


 まず、東日本大震災に関連する合唱界の動きをお話しさせていただきます。

 先日、全日本合唱連盟の総会があり出席させていただいたのですが、

その席で本当に嬉しい報告がありました。

 あの、福島での『全日本アンサンブル・コンテスト』が

復活・再開
されるのだそうです。

 5月中旬に福島県議会で、

「この事業こそは何としても継続(復活)させる!!」

という強い意志のもと、

これまで通り1,500万円の予算もちゃんとつけての復活だそうです。

これを会議で聞いたとき、私は本当に感動してしまい、

思わず涙がこぼれそうになりました。

そうです、また福島に行ってあれが聞けるのです。

 震災関連で、もう一つ知っていただきたいことがございます。

 合唱連盟としての被災地への支援内容です。

 いろいろあるのですが、

特に皆さまに知っていただきたいものとして

「合唱活動復興基金の創設」が挙げられます。

 全日本合唱連盟としてまず1,000万円の基金を設立し、

各県・各支部の連盟関係から届く義援金をそこに繰り入れていくこと、

また全国大会行事のチケット料金に100円を加算して販売し、

基金に追加していく、ということです。

 名前の通り、この基金は合唱関係に特化した支援に使っていく、

ということです。

 合唱関係に支援したくてもできなかった支援が、

これでようやくできるようになりました。

 三重県合唱連盟としても、

この運動に全面的に協力していきたいと思います。

 早速ですが、今年の『三重県合唱祭』や、

7月に三重県で開催される『中部おかあさんコーラス大会』でも

大々的に募金活動に取り組みたいと考えています。

そして、これらの支援活動が単年度で終わることなく、

継続していきたいと考えていますので、

皆さまのご協力を末永くよろしくお願い申し上げます。


 さて、今年度の行事がいよいよ始まります。

 前回お話しした内容と重複するかもしれませんが、

さし当たっての大会のセールスポイントをお話しさせて下さい。


 まず『第51三重県合唱祭』です。

 6月19日(日)10:00開会、

会場は三重県文化会館大ホールです。

 新しい試みを!ということで、

中学校部門と高校部門それぞれで合同合唱団を結成して

演奏披露することになりました。

 中学校は午前の部、最後にミマスの『COSMOS』を、

高校は午後の部の最初に新美さんの『聞こえる』を演奏します。

 若い人たちの演奏を、ぜひ皆さまで盛り上げてやって下さい。

まずは試みの第1弾です。

来年度以降もどんどん新しい試みをしていきたいと思っています。

皆さまからのアイデアをお待ちしております。


 次に『第34回全日本おかあさんコーラス中部支部大会』です。

 7月3日(日)10:00開会、会場は三重県文化会館大ホールです。

昨年度の「第51回中部合唱コンクール」に続き、

支部大会が三重県で開催されます。

 この大会を毎年聞かせていただいておりますが、

特にここ最近、おかあさま方が本当にお上手になられました。

以前から定評のあった感情表現だけでなく、

音程、リズム、ハーモニー等、

合唱音楽として文句の付けようのない演奏を

数多くの合唱団が聞かせて下さいます。

 そしてさらに感心するのがそのパワーとアイデアです。

パワーにいたっては元気なはずの高校生も相手になりません。

アイデアに関しても「これ、いただき!」と、

私自身、うちの高校の合唱部に持ち帰り、

演奏会等で使わせていただいたものもありました。

 正真正銘、本当に楽しいのですよ。

ぜひ、この大会を一人でも多くの人たちに観て、

聞いていただきたいものと思います。

 是非のご来場をお待ちしております。
 
 
 次に、大学以上のコンクール再編内容がようやく決まりましたので、

そのお話をごく簡単にさせていただきます。

 詳しいご説明はまた機会をみつけてさせていただこうと思います。

 羽根先生を座長として、私も末席を汚している

全日本のコンクール委員会なのですが、

ようやくこの総会で次のような内容を承認していただきました。


○ 全体として『大学・職場・一般部門』とし、

次のような4つのカテゴリーを設ける。

・ 28歳以下の「大学・ユース合唱」

・ 6名以上24名以下の「室内合唱」

・ 25名以上無制限の「混声合唱」

・ 25名以上無制限の「同声合唱」


 この内容に関して、いろいろな貴重なご意見を頂戴しました。

大会が3日間開催できれば

もっといい方法もご提示できたと思いますが、

現実的に不可能です。

 私たち委員としては「マイナス面に目くじらを立てず、

プラス面に目を向けていただきたい」という気持ちです。

平成25年度からこの方法でコンクールが実施されます。

私は、特に「大学・ユース合唱」に新しい流れを期待しています。


 さて、最後になりましたが、嬉しいご報告を皆さまにさせていただきます。

 県連総会の席でも紹介させていただきましたが、

川合俊平先生が

【平成22年度三重県文化功労賞】を受賞されました


 皆さまご承知のように、

先生は『津児童合唱団』の設立と育成、

また三重県少年少女合唱連盟理事長として

その発展に多大な貢献をされました。

 それらをきっかけとして、

本当に数多くの合唱愛好者をお育てになられました。

このことこそ、私たちが一番尊敬、感謝申し上げることかも知れません。

 先生、本当におめでとうございます。

 どうぞこれからもますますご活躍されるとともに、

三重県合唱連盟に変わらぬご指導をいただきますよう、お願い申しあげます。


 では、皆さまには6月19日(日)の三重県合唱祭でお会いすることを

楽しみにしております。

2011年 5月27日 記
バックナンバー
第1号 理事長の小部屋』新設にあたって
第2号 『第3回声楽アンサンブルコンテスト全国大会観戦記』
第3号 「三重県合唱連盟役員のご紹介」
第4号 「第63回中部合唱コンクール」がやってくる!
第5号 羽根功ニ先生と鈴木節子さんのこと
第6号 中部コンクール、ご協力ありがとうございました
第7号 三重大附中音楽部のみなさん、全国コンクール金賞、おめでとう!!
第8号 雑感
第9号 「明けましておめでとうございます」
第10号 『次年度を迎えるにあたって』